妊娠発覚!会社の上司にはいつ伝える?伝え方と注意点について
フルタイムで働く女性が妊娠発覚したとき、まず考えるのが「職場へ妊娠報告をすべきかどうか。」
今回は実際に私が行った報告の過程と、結果よかった点と悪かった点をまとめました。
妊娠発覚後、会社に報告はすべきか?
妊娠初期は、「今後も妊娠が継続できるか」「流産になってしまうのではないか」「職場へ伝えたら会社の人から嫌な目で見られるのでは」など、たくさんの不安がつきもの。
私も国内出張の回数が多い職場だったため、職場に伝えた後どんな処遇になってしまうかとても不安でした。
企業は、女性労働者から妊娠の報告を受けた場合、「母性健康管理措置」というもので主治医等の適切な診断を受けられるよう配慮し、健康が保てる環境を整えることが義務付けられています。
ここで重要なのが、企業側に妊婦を守る義務が発生するのは「妊娠の報告を受けた場合」であり、「報告を受けていない場合は義務が発生しない」ということ。
出張が多い職業柄、「妊娠後も報告せずいつも通り出張をしまくっていたせいで万が一流産になってしまったら、報告した後に結果的に流産してしまったときより絶対後悔する!」と思い、私は妊娠初期(6〜7週)の段階で報告することにしました。
上司やチームメンバーへの報告の時期と順序
妊娠発覚後、まずは私は直属のチームの上司1人だけに相談も兼ねて報告しました。
女性活躍が世の中でありとあらゆるメディアで叫ばれていることもあり、上司の反応は思った以上に前向きなもので、「報告すべきか悩んで損した!」と感じたほど。
職場によって反応は様々かと思いますが、昔よりはある程度妊婦への理解は進んでいるのではないかな、と個人的には思います。(特に、お子さんがいながら奥様もフルタイムで働いている男性職員は理解度が高いので相談相手におすすめ!)
上司と相談した結果、
- チームメンバーにはなるべく早いタイミングで伝える
- 人事部には、チームメンバーへの報告と同時期に伝える
ことになりました。
今後何があるかわからないけど、「自分の体を一番大切にできる最善の策」を考えると、やはり安定期まで報告のタイミングを待つよりも早めに周知することで母性健康管理措置を適用する方が良いと判断しました。
また、人事部への報告をチームメンバーへの報告と同時期にしたのは、「噂話は回るのが早い」と思ったから。私が人事部へ報告する前にチームメンバーから人事部の人に妊娠の噂が流れてしまったら、その後気まずいなと思ったので、同時期に報告しました。
報告してよかった点・悪かった点
まず、早めに報告してよかった点は以下の通り。
- 長時間勤務・ハードスケジュールの出張を避けることができた
- 社内手続きや使える制度について必要な情報を早めに知ることができた
- 会社の人から多くのお祝いの言葉をもらえて、「隠し事をしている」後ろめたさがなくなった
特に感じたのは、(上でも言っていますが)「思ったより周囲からの目は暖かい」ということ。
妊娠報告前は、「いつ言おう」「言ったらどうなってしまうのだろう」と、考えてもどうしようもないことがぐるぐる頭の中をかけ巡っていましたが、言ってみると想像以上に気遣ってくれて、「考えるよりまずアクションする方が良い」ということを身にしみて感じました。
ハードスケジュールな仕事も普段は多かったですが、早めに伝えることで妊娠初期から自分の体を第一に考えた働き方をすることができました。
逆に、報告して悪かった点は
- (自分がやりたくても)ハードな仕事から外されやすい
- 「妊娠中だから」と自分にちょっとした甘えが生じやすい
といった点かな、と感じました。
(正直どっちも自分の意思次第。。。)
「まだいつもと同じレベルで仕事したい」「他の人はこのくらいやっているのに、仕事を減らしているせいでスキルが身に付かなくなってしまう」と思ったこともありましたが、ある方から
「人生の中で、女性は自分のために時間を使うべき時期と、他の人(お腹の赤ちゃん)のために時間を使うべき時期がある。まだバリバリ仕事をやろうと思えばできちゃうかもしれないけど、あなたの体は今はあなただけのものではない。人生まだ長いのだから、今は仕事よりもお腹の子供と楽しく毎日を過ごすことを優先しなさい。」
と言われて、妊娠後も自分のことばかり考えていたことにハッとしました。
結果的には、自分のライフプランを見直す時間も多く確保でき、「早めに伝えてとてもよかった!」と思っています。
まとめ
個人的には、妊娠が発覚したらまずは早めに上司等信頼できる人に「伝えてみる」ことが大切と感じました。そして自分で想像するよりみんな優しく迎え入れてくれる。
仕事との両立の中で、今後たくさん不安を感じることもありますが、職場内に少しずつ味方を増やして、心穏やかに働ける環境にしていけると良いなと思います。